ウォールシェルフがつくる、インテリアを楽しむ余白

インテリアを考えるとき、
「何を収納するか」だけではなく、
「何を飾りたいか」まで考えてみる。

そんな視点から、 よく壁面にウォールシェルフを設けます。

収納スペースというと、つい一面を収納にして、ものをすっきり納めることを考えがちですが、

一面をすべて収納にせず、上部をオープンな飾り棚にする。

それだけでも、空間の印象はぐっと変わります。

Before

この事例では、こちらの一角に収納を設ける際、
全面扉付きの隠す収納にするのではなく、収納は下部に残し上部にオープンな飾り棚をつくりました。

After

本や植物、フラワーベース、照明などを置くことで、
同じ空間でも、そこに流れる空気まで変わっていきます。

たくさんのものを並べなくても、
お気に入りの本を数冊置いたり、
植物をひとつ添えたり。

それだけでも、少しずつその人らしい空間になっていきます。



飾ることで、「シーン」が生まれる

私がインテリアを考えるときに大切にしていることのひとつに、
「シーンをつくる」ということがあります。

ただ家具やものを配置するのではなく、
そこに座って本を読む時間。
ふと目に入った植物に季節を感じる瞬間。
好きな音楽を聴きながら、照明の灯りを眺める夜。

そんな、暮らしの中の情景まで思い浮かべながら空間をつくります。

ウォールシェルフは、そんなシーンをつくるきっかけにもなります。

本を並べれば、
「ここで少し本を読みたくなる」。

植物や花を飾れば、
「季節の移ろいを感じる場所」になる。

お気に入りのオブジェを置けば、
ふと目に入るたびに、少し気分が上がる。

何を置くかによって、その場所が持つ意味も変わっていきます。



「飾る場所」があると、インテリアをもっと楽しめる

インテリアは、床や壁の仕上げ材、家具や照明を選んで終わりではありません。

暮らし始めてから、
好きなものを見つけたり、
季節によって植物を変えたり、
旅先で出会ったものを飾ったり。

その時々の気分を反映しながら、
少しずつ変えていくことも、インテリアの楽しさだと思っています。

だからこそ、あらかじめ「何を置くか」を決めすぎず、
自由に飾れる余白をつくっておく。

それだけで、空間との付き合い方が少し自由になります。



本を並べるだけでも、ひとつのインテリアになる

「何を飾ればいいかわからない」という場合も、
難しく考える必要はないかと思います。

お気に入りの本を数冊並べるだけでも、
その場所に表情が生まれます。

本の表紙や背表紙、植物、オブジェ。
それぞれの大きさや高さ、余白の取り方を少し意識するだけで、
自然とディスプレイとしてまとまっていきます。

そして、飾るものは固定せずに、
暮らしながら変えていく。

「今日は何を飾ろう」

そんな小さな楽しみが日常の中に生まれるのも、
ウォールシェルフの魅力です。
収納と、飾ること。その両方を考える

設計する際、収納はものを納めるためだけのものではなく、
空間の一部として考えます。

下部は扉付きの収納ですっきりとまとめながら、
上部はオープンにして、好きなものを飾る。

「隠す」と「見せる」を組み合わせることで、
収納としての機能を保ちながら、インテリアとしても楽しめる。

そんなバランスも、住まいづくりでは大切にしています。

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暮らしの中に、好きなものを置ける場所を

家の中に、「なんとなく好きだな」と思える場所がひとつある。

そこに本を置いたり、花を飾ったり、
その日の気分で少し入れ替えてみたり。

そんな小さな余白があるだけで、
暮らしは少し豊かになるように思います。

一面収納にするのではなく、
一部を「飾る場所」にする。

それだけで空間は少し表情を変え、
自分らしいシーンをつくり、インテリアを楽しめる場所になっていく。
そんな余白が、暮らしの中にあるのも素敵だと思います。